寒さが厳しい季節になりました。
この時期に赤ちゃんが産まれると、気になるのが寒さ対策ですよね。
筆者も子供が1月生まれの為、赤ちゃんが寒がっていないか常に心配でした。
特に産まれたばかりの新生児は、まだ抵抗力が弱く病気にかかりやすいので、大人がこまめに赤ちゃんの様子をチェックして、快適な環境を作ってあげる必要があります。
でも、まだ言葉を喋れない赤ちゃん。
どうやって寒がっているかどうか見極めるのでしょうか?
この記事では、新生児が寒い時のサインや寒い時の対処法をご紹介します。
新生児が寒い時のサイン
お腹や背中を触ってみる
赤ちゃんのお腹や背中が冷たくなっていると、体の芯が冷えている証拠で、赤ちゃんは寒いと感じています。
寒がっているかどうか気になるときは、まずお腹や背中を触ってみてください。
赤ちゃんの手足が冷たくて、寒いのか心配になるママもいらっしゃるかもしれませんが、手足が冷たいのは寒がっているとは限りません。
まだ体温調節を上手にすることができない新生児は、手足の血管を収縮させて熱を逃がさないようにしている為、基本手足は冷たいのです。
いくら手足が冷たくても背中やお腹が温かければ、赤ちゃんは寒いと感じてはいないので、特に対策をする必要はありません。
でもいちいち布団をはいで、赤ちゃんの背中やお腹を触るのは面倒ですし、せっかく寝ている赤ちゃんを起こしてしまう心配もありますよね?
もっと簡単に、見分ける方法はないのでしょうか?
顔色や唇の色がいつもより悪い
人間の体は、寒いと体が熱を逃がさないようにするため、毛細血管が収縮して血行が悪くなりますが、それは産まれたばかりの新生児であっても同じです。
顔が青ざめて見えたり、唇の色が普段より悪かったりすれば、寒がっているかもしれません。
寝ていてもすぐ起きる、泣く
まだ上手く体温調節できない新生児は、暑さ寒さに敏感で、不快な状態が続くとなかなか深い眠りに入れない場合があります。
もし寝ていてもすぐ起きる、オムツを替えて授乳をしても泣き続ける場合は、寒いことが原因かもしれません。
震える
大人と同じで、新生児も寒い時は震えることがあります。
ただ新生児の場合、生理反応で震えている場合も多いです。
赤ちゃんは神経の発達が未熟なので、外からの刺激に対して震えるような生理反応が出ることがあるのです。
寝ている時や授乳中に手足がピクピク動いたり、ブルブル震えたりしても、数十秒で止まれば、生理反応の可能性が高いです。
新生児が寒い時の対処法
次に、赤ちゃんが寒がっている場合の対処法をご紹介します。
室温を見直す
赤ちゃんが寒い時、1番に考えられる原因は室内温度が低いことです。
同じ部屋でも、日当たりのいい場所とそうでない場所では温度が違いますし、冷たい空気は下に移動する性質があるため、部屋全体がエアコンの設定通りの温度になっているとは限りません。
温度計があれば、赤ちゃんの側の温度を確認してください。
適温は20度~25度で、暑い夏の場合は25度~28度です。
衣服や毛布を足す
赤ちゃんの服を1枚足したり、かけ布団に毛布を1枚足したりすることで、早く赤ちゃんを温めることができます。
ただ、赤ちゃんは基本的に暑がりで汗っかきなので、赤ちゃんの様子をこまめにチェックしながら足してください。
おくるみで包む
おくるみですっぽり包み込むことで、赤ちゃんを早くしっかりと温めることができます。
おくるみがない場合は、バスタオルやブランケットでも大丈夫です。
筆者はフリース素材のブランケットを、おくるみ代わりに使っていました。
こちらも温めすぎる可能性があるので、こまめに赤ちゃんの様子をみて、温まったと思ったらすぐに外してください。
それでも赤ちゃんの体温が上がらない場合は、体調不良の可能性があるので、医師に相談してください。
新生児が寒い時のサインとは?【まとめ】
冬の寒い時期は「赤ちゃんが寒がっていたらかわいそう」「風邪を引かないかな」と心配になりますが、赤ちゃんが寒い時のサインを見逃さず、適度な温度調節を行っていれば大丈夫です。
また、暖め過ぎにも注意が必要です。
逆に温め過ぎることで、汗もができたり脱水症になったりする危険もあるので、赤ちゃんが汗をかいていないか、手足が熱くなっていないかも確認しましょう。
赤ちゃんの様子をこまめにチェックしながら温度調節を行い、この寒い時期を乗り越えてください。