幼児食を進めていくといろいろな悩みが出てきますよね。
「うちの子、食べ過ぎじゃない?」
「前より食べる量が減った気がする。」
「いつから大人と一緒の量と味付けになるの?」
なんて、悩み事は様々。
でも大丈夫です。
基本をしっかりおさえていれば不安になることはありません。
今回は幼児食がいつから大人と一緒のごはんを食べれるようになるのかについてお話しします。
幼児食はいつから大人と一緒のご飯を食べられる?
幼児食の1日の摂取量
まず幼児食とは1歳6ヶ月〜5歳の食事のことを指します。
成長が早いこの時期は「1歳6ヶ月〜2歳」「3歳〜5歳」にわけて数値が設定されています。
幼児食の1日の摂取量は「大人の半分量+間食2回」と覚えましょう。

女の子 900kcal
とされています。
3歳〜5歳の1日の摂取エネルギーは
女の子 1250kcal
とされています。
一方、大人の1日の摂取エネルギーは
女性 1700〜2300kcal
とされています。
この数値からもわかるように子どもの1日の摂取エネルギーは大人の半分より少し多いぐらいです。
足りない分を2回の間食で補うかたちになります。
いつから大人と一緒の量を食べるようになるかというと6歳以降ということになります。
ですが、これはあくまで目安です。
5歳の子で大人と同じ量を食べる子もいます。
逆に2歳の子で大人の⅓量しか食べない子もいます。
それは普段の運動量などが関係してきます。

普段の食事量が少ない子は食事の前にしっかり遊ばせてお腹を空かせてあげることが大切です。

幼児食の1日の塩分摂取量
先程は幼児食の量について説明してきました。
次は味付けがいつから大人と一緒のものになるのか解説します。
日本人の食事摂取基準において塩分の摂取目標量は
3〜5歳 2g未満
とされています。
一方、成人の塩分摂取目標量は
女性 6.5g未満
とされています。
大人と子どもの塩分摂取量が同じになるのは12歳と言われています。
「小学校卒業まで?!」
と驚かれる方も多いかと思います。
幼児食が終わる5歳でも腎臓などの内臓の機能は大人と比べると未熟です。
塩分だけでなく脂質も控えるようにしましょう。
しかし「日本人の食事摂取基準2020」において大人と子どもの塩分摂取量が同じになるのが12歳というだけで5歳以降は大人とほぼ同じ味付けで問題はありません。

私としては子どもの食事を大人に近づけるのではなく大人の食事を子どもに近づけるのが良いかと思います。
現在の日本人の塩分摂取量は10gと基準量よりも大幅に上回っています。
生活習慣病予防のためにも家族みんなで薄味の食事をするのはいかがでしょうか?
話がすこし逸れましたが、子どもと大人の味付けが一緒になるのは12歳です。
それまでは薄味の食事を意識しましょう。
幼児食はいつから大人と一緒に食べられる?【まとめ】
いかがだったでしょうか?
いつから大人と一緒ものが食べられるか少しはご理解いただけたでしょうか?
幼児食の量や味付けの目安は定められていますが、あくまで目安です。
ひとりひとりに性格があるように、食事の量もひとりひとり違います。
味付けにおいても薄味が良いと説明しましたが毎回塩分量を測るわけにもいきません。
ぜひ難しいことは考えずに、お子さんとの食事の時間を楽しんでください。