授乳をしている時に気になることの一つに、授乳時間があると思います。
授乳の基本は、月齢に応じて左右均等な時間で授乳することです。
といっても、その通りにいかないことの方が多いですよね。
私自身、授乳をしている時は母乳の量に左右差があり、左右で授乳時間が違っていました。
同じ時間になるように頑張っていましたが、難しかったです。
授乳に時間がかかる原因は、4つあります。
4つの原因ごとに対策も紹介します。
授乳の時間がかかってしまうことで悩んでいるお母さんは、ぜひ最後まで読んでください。
授乳時間の目安は?
月齢ごとの授乳時間の目安が分かると、それを目安に授乳させることができますよね。
以下に、月齢ごとの授乳時間の目安を紹介します。
・新生児
新生児の場合は、赤ちゃんが泣くたびにあげるのが基本です。
赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳も作られます。
1回の授乳時間は、左右合わせて20分前後が目安になります。
・生後2~5ヶ月
1回の授乳時間は、左右合わせて15分が目安になります。
・生後5ヶ月以降
生後5ヶ月以降は、離乳食の進み具合によって授乳時間も変わってきます。
離乳食開始前は、授乳のリズムが整うまでは欲しがる時にあげるようにしましょう。
左右合わせて10~15分を目安になります。
離乳食開始後は、水分補給が大きな目的になります。
欲しがる時にあげるようにして、左右合わせて10分が目安です。
3回食になってからも水分補給として授乳するといいでしょう。
授乳時間は左右合わせて10分、食後は5分程度が目安になります。
1歳以降も授乳する場合、時間の目安は10分になります。
目安の時間を過ぎることよりも、左右均等な時間で授乳することを意識するのがいいと思います。
左右均等な時間で授乳することは、お母さんにとっていいことがあります。
それは、母乳量の左右差がなくなることにもつながります。
授乳に時間がかかる原因と対策は?
月齢ごとの授乳時間の目安が分かったところで、今回の本題になります。
授乳に時間がかかる原因は、4つあります。
*母乳がうまく飲めていない?
授乳に時間がかかるのは、もしかしたら赤ちゃんが母乳をうまく飲むことができていないのかもしれません。
母乳がうまく飲めない要因は、2つ考えられます。
1つ目は、吸う力が弱いからです。
何度も授乳をすることで、赤ちゃんの吸う力は鍛えられます。
赤ちゃんの授乳の様子を見て、吸う力が弱いだけならば見守ってみましょう。
2つ目は、胃腸の働きが弱いからです。
胃腸の働きが弱いと、母乳をこぼすことや吐き戻しにつながります。
母乳をこぼすことや吐き戻しの対策があるので、当てはまる方は試してみてください。
母乳をこぼしてしまうのは、母乳の出が良すぎるのかもしれません。
授乳前に圧抜きを行ったり、ハーブティーで母乳量を抑える方法を試してみてください。
授乳後に吐き戻すことが多い場合は、ゲップが上手にできていないのかもしれません。
授乳後のゲップの時間を長めにとるのはどうでしょうか?
大人が終わったと思っていても、まだ空気が残っているのかもしれません。
出たかなと思っても、少し待ってみてください。
また、授乳が終わるごとにゲップをさせる方法もいいと思います。
どちらでもやりやすい方法を試してみてください。
*不快感を解消している?
授乳のタイミングと赤ちゃんにとっての不快な状態が重なっているかもしれません。
その不快感を解消するために、おっぱいを吸い続けることが授乳の時間がかかる要因になっているかもしれません。
授乳の前に、赤ちゃんが不快感を感じる状態じゃないかを確認してみましょう。
おむつが濡れていないか、汗をかいていないか、寒がっていないかということを確認した後に、授乳してみましょう。
*母乳が足りていない?
母乳でお腹がいっぱいにならないので、おっぱいを吸い続けているので時間がかかるのかもしれません。
母乳の量を増やす方法を紹介します。
頻回授乳をすることで、母乳を作ることができます。
母乳は血液から作られているので、水分補給も大事です。
また、胃を温めることで母乳が出やすいと言われています。
この時の飲み物には、栄養のある温かい飲み物がおすすめです。
甘酒やスープ、ハーブティーなどを用意してみてはいかがでしょうか?
*母乳が詰まっている?
母乳は作られているのだけれど、乳管が詰まっていて出づらくなっている可能性があります。
乳管のつまりを防ぐためには、甘いものや脂っこいものを控えるようにしましょう。
授乳をしている期間は、和食中心の食生活を送ると母乳にはいいとも言われています。
特に、青菜は母乳をサラサラにするともいわれています。
乳房が張っているのに、母乳が出にくいという方は青菜を積極的に食べましょう。
*お母さんに甘えている?
もしかしたら、お腹を満たすことよりもお母さんに甘えたい気持ちの方が強いのかもしれません。
授乳中に寝てしまう赤ちゃんのことを聞いたことがありませんか?
これは、お母さんのぬくもりに安心していることも理由の1つに挙げられています。
お母さんのぬくもりを感じたい、お母さんのおっぱいが大好きという気持ちから、おっぱいを飲む時間がかかるのかもしれませんね。
授乳の時間を切り上げたい場合は、「おっぱいの時間はおしまい」ということを赤ちゃんに伝えて終わるようにしましょう。
大好きなものを取り上げられたと感じた赤ちゃんは大泣きすると思いますが、代わりに抱っこで満たしてあげるといいでしょう。
授乳に時間がかかる原因と対策【まとめ】
授乳に時間がかかってしまう原因は、4つありました。
今回紹介した4つ以外のことが原因の可能性もあります。
まずは、授乳中の赤ちゃんの様子を観察して、原因を探ることから始めましょう。
我が子に母乳を上げていた時期に時間がかかることもありました。
我が子は食欲旺盛な子でしたので、おっぱいを吸い続けることで満腹になろうとしていました。
なので、母乳と粉ミルクの混合で授乳していました。
母乳をあげていた時期は、とても悩んでいました。
その当時は、解決策を調べる余裕もありませんでした。
もっと早い時期から知っていたら、実践できていたのに…とこの記事を書きながら思い返してしまいました。
思い悩んだり、ストレスを抱え込むことでも母乳は出づらくなることがあります。
「母乳が出にくいこともあるよね!」と気楽な気持ちで、授乳を楽しむといいですよ。