赤ちゃんが泣き止まずにいると、一番に思い浮かぶのはミルク量が足りないことだと思います。
私もはじめての育児で、一番困ったことでした。
産院にいる時は、看護師さんの手を借りてなんとかなりました。
退院後は、全てが手探りで大変でした。
満1歳未満の乳児のミルク量はどのくらいあげるのがいいのでしょうか?
生後1ヶ月までは1日約700ml、生後3ヶ月以降は1日約1000mlが目安になります。
ミルクの飲みすぎは、赤ちゃんの身体に負担がかかります。
月齢ごとのミルク量の平均とミルクを飲みすぎると起こってしまう不調について紹介します。
乳児のミルク量の平均は?
満1歳未満の乳児のミルク量の平均について調べてみました。
体重あたりのミルク量と月齢別のミルク量の2つの観点からお話ししようと思います。
*体重あたりのミルク量
体重あたりのミルク量は、体重1kgあたりで考えます。
体重1kgあたり約100~200mlがミルク量になります。
平均で考えると、1kgあたり約150mlだと思います。
*月齢別のミルク量
月齢ごとにミルク量の平均をまとめました。
・生後半月の1回のミルク量は80ml、1日560ml。
・生後1ヶ月までの1回のミルク量は100ml、1日700ml。
・生後2ヶ月までの1回のミルク量は140ml、1日840ml。
・生後3ヶ月までの1回のミルク量は160ml、1日960ml。
・生後4ヶ月以降の1回のミルク量は220ml、1日1100ml。
これはあくまで目安ですので、赤ちゃんの様子を見ながら量の調整をするといいでしょう。
多くの育児情報では、月齢ごとにミルク量を紹介していることが多いですよね。
月齢ごとのミルク量がイメージしやすいと思いますので、月齢ごとのミルク量を参考にしてみてください。
乳児がミルクを飲みすぎるとどうなる?
乳児がミルクを飲みすぎた場合、過飲症候群になる可能性があります。
過飲症候群については、次で詳しく説明します。
まず、乳児がミルクを飲みすぎたときにみられる症状を紹介します。
*ミルクの飲みすぎサイン
乳児がミルクを飲みすぎている時のサインを6つ紹介します。
・1日の体重増加量が50g以上。
・授乳後の母乳やミルクの吐き戻しが多い。
・風邪の初期症状(鼻詰まりや喉がゼロゼロと鳴る)がみられる。
・お腹がパンパンに膨れている。
・授乳中にむせる。
・便秘や泡だらけのうんちが出ている。
授乳後の吐き戻しがあるのは、よくみられることです。
吐き戻しがあるからといって、心配しすぎることはありません。
ただし、他の症状もみられる場合は、過飲症候群になっている可能性があります。
*過飲症候群って?
乳児がミルクを飲みすぎると起こるのは、過飲症候群です。
症候群とあるので病気かと思ってしまいますが、病気ではありません。
過飲症候群がみられるのは、生後1ヶ月健診の前後といわれています。
近年は、母乳が不足しているのではないかという不安から粉ミルクを足すことで起きやすくなっているそうです。
乳児が泣き止まないので、ミルクや母乳を飲ませていることも過飲症候群につながる可能性があります。
赤ちゃんが泣く原因の見極めが難しいことも要因の一つになっています。
私も赤ちゃんが泣くと満腹感が得られていないと考えて、粉ミルクを足していました。
私と同じように考えるお母さんもいると思います。
乳児が泣くと授乳をしてもらえるので、与えられるだけ飲み、吐き戻しても飲むという悪循環にならないように気を付けましょう。
母乳の量が多い場合も、飲みすぎる原因になることも。
その理由は、脂肪分の多い母乳を飲む前に胃袋が満たされてしまうからです。
脂肪分の多い母乳は、乳児の満足感につながるそうです。
母乳が少なくなってくると、脂肪分の多い母乳が出るようになります。
母乳の量が多いはずなのに、どうして泣くのだろう?と疑問に思っている時は、授乳の前に少し搾乳するといいかもしれませんね。
乳児のミルク量とは?【まとめ】
乳児のミルク量の平均と飲みすぎサインについて紹介しました。
乳児のミルク量は、体重当たりの平均と月齢にあった平均の2つを紹介しました。
皆さんの分かりやすい方を参考にしてみてください。
次の3点がある場合は、母乳やミルクの飲みすぎサインかもしれません。
・1日の体重増加量が50g以上ある。
・授乳後に乳児の口からミルクがダラダラと出る。
・乳児のお腹が膨れている。
母乳やミルクをしっかり飲んですくすくと成長してほしいですが、飲みすぎると乳児の身体には負担になってしまいます。
乳児が泣いたときは、空腹以外に訴えたいことがないか確認できるといいですね。